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カルティエ プリヴェの一部としてタンク ア ギシェを復刻する。このモデルが新登場。

1919年、タンク ノルマルが正式に発表されてからわずか7年後、小窓をとおして時刻をデジタル表示するという、当時としてはまさに未来的な腕時計が存在していたことを想像してみて欲しい。今回、タフで武骨なこのデザインが、オリジナルの意匠に忠実なモデルと限定のリミテッドエディションによる再解釈モデルという、ふたつのスタイルでよみがえる。

© Cartier
上のモデルは限定リリースとなるもので、ケース素材はプラチナでサイズは37.6 × 24.8mm、厚さはわずか6mm。リューズは1928年のオリジナルと同様、12時位置に配されており、この点は今年のほかのア ギシェとも共通している。しかし私が“タンク ア ギシェ オブリーク(傾斜)”または“タンク ア ギシェ ドライバー”と勝手に呼んでいるこのモデルは200本限定で、ジャンピングアワーの表示窓は10時位置に配され、文字盤全体が反時計回りに90°回転。従来の分表示(ワンダリングアワー)は4時位置に配され、ドライバーズウォッチ的なレイアウトを実現している。

© Cartier
上記以外のモデル群(イエローゴールド、ピンクゴールド、そしてプラチナ製)もムーブメントとサイズは同じで、搭載されるのは新しい手巻きのジャンピングアワーCal.9755 MC。レイアウトはより伝統的なタンク ア ギシェに倣い、時表示は12時位置、分表示は6時位置に配されている。イエローゴールド製のモデルには数字と目盛りがグリーン、ピンクゴールドのものはグレーで、プラチナ製(限定および通常モデルともに)にはボルドーカラーで施される。これらのモデルについて、カルティエは限定本数を明記していないがおそらく生産数は限られるだろう。価格はゴールド製モデル(YG、PGともに)が759万円、プラチナの通常モデルが884万4000円、プラチナの限定モデルが970万2000円(すべて税込予価)だ。

我々の考え
多くのカルティエ タンク愛好家にとってタンク ア ギシェは、ユニークピースを除けば、コレクションの最終段階そして最も到達困難な領域と言えるだろう。現存する個体は非常に希少であり、オリジナルは1930年代にかけて一点物として製作されていた。1996年にはオークションハウスアンティコルムのMagical Art of Cartierセールに向けて、イエロー、ピンク、プラチナの3種類が製造された。いずれもオリジナル同様にリューズは12時位置にあり、ケースにはラグのラインに沿ってカットが施され、ブランカード(仏語で担架の意)のフォルムを構成していた。その翌年、1997年にはカルティエの創業150周年を記念してプラチナ製の150本限定エディションが発売されたが、このときはリューズの位置が3時に移されてスリムなデザインが一新された。この新たなデザインは2005年、コレクション プリヴェ カルティエ パリ(CPCP)の一部として復活。ローズゴールド製で100本限定のシリーズとして展開された。

© Cartier
オリジナルに立ち返った“12時位置のリューズデザイン”の復活は、このモデルを再び見直すにふさわしい理由である。3時位置に付けられたゴツいリューズはあまり好みではなかったし、1997年のArt of Cartierバージョンを狙っているのでなければ、基本的にこれまで選択肢はこの後者のデザインしかなかったのだ。オブリークについては、正直なところ複雑な気持ちだ。自分にとって特別な魅力は感じないが、1920年代のカルティエが体現していたアヴァンギャルドな精神の進化形と見なすならば、カルティエコレクターたちがすぐに手を伸ばすのも当然だろう。一方で新作のサイズ感については、まったくもって素晴らしいと言わざるを得ない。


また今回のケースデザインについても納得しきれていない。ブランカードに沿った切れ込みがなくなって全面がヘアライン仕上げとなり、面取り部分のみがポリッシュ仕上げになっている点は、1928年のオリジナルを忠実に再現しているとは言いがたい。もしかすると元々の仕様がそうであった可能性もあるが、カルティエの所蔵コレクションにある個体が何らかの時点でポリッシュや再仕上げを施され、ディテールが失われた結果、現在のようなデザインになっているのではないか...そんな気がしてならない。願わくばカルティエがその実機を見せてくれて、自分の目で確かめられるとよいのだが。

© Cartier

基本情報
ブランド: カルティエ(Cartier)
モデル名: タンク ア ギシェ(Tank à Guichets)
型番: WGTA0234(イエローゴールド)/WGTA0235(ピンクゴールド)/WGTA0236(プラチナ)/WGTA0237(プラチナ限定モデル)

直径: 37.6×24.8mm
厚さ: 6mm
ケース素材: イエローゴールド、ピンクゴールド、プラチナ
文字盤: 小窓越しに見えるホワイトディスク
インデックス: デジタル表示
夜光: なし
防水性能: なし
ストラップ/ブレスレット: グリーン、ダークグレー、バーガンディ、ブラックのアリゲーターストラップ(上記モデル順に対応)

© Cartier

ムーブメント情報
キャリバー: 9755 MC
機能: 時・分のデジタル表示
直径: 21.5mm
厚さ: 6mm
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 手巻き(12時位置リューズ)
石数: 17
振動数: 2万8800振動/時

価格 & 発売時期
価格: 970万2000円(プラチナ限定モデル)/884万4000円(プラチナ)/759万円(18KYG、PG)すべて税込予価
発売時期: 詳細届き次第アップデート
限定: あり、オブリークモデルは世界限定200本

2024年のカルティエ新作、買えないけど「トーチュ」のモノプッシャークロノは傑作of傑作だ!

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相変わらず多くの新作をリリースするカルティエ。2024年は大作こそなかったものの、実にけしからんモデルを見つけた。今や伝説的な存在となった「トーチュ ワンプッシュクロノグラフ」の新作だ。過去作の焼き直しと思いきや、ケースもムーブメントも別物。これ、限定品なのが実に惜しい傑作だ。筆者が金持ちなら即買う。

 

カルティエ 2024年新作 トーチュ クロノグラフ

 

 

2024年、「トーチュ」のワンプッシュクロノグラフが復刻!

 今やカルティエの中でも屈指のコレクターズアイテムとなったのが、CPCPこと、コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリだ。過去の傑作を再現したこのコレクションは、当時の不人気が信じられないほどの人気を集めている。そんな市場を意識したかどうかは知らないが、カルティエはコレクション・プリヴェと称して、過去のモデルをリバイバル。毎年発表する度に、世界的な熱狂を生むようになった。筆者の周りでも、プリヴェを狙う時計好きは少なくない。

 そんなプリヴェに新しく加わったのが、「トーチュ」のワンプッシュクロノグラフだった。ちなみにカルティエは、かつてのCPCPでもこのモデルを復刻していた。筆者は初めてこのモデルを見たとき、どうせCPCPの焼き直しだろうと思っていた。しかしあに図らんや、新しいトーチュは、ケースはもちろん、ムーブメントも別物だったのである。まさかカルティエが、せいぜい200本の限定モデルに、一からムーブメントを起こすとは予想もしていなかった。もちろん今のカルティエは優れたマニュファクチュールだ。しかし、筆者のようなマニアを狂喜させる、凝ったムーブメントを作るメーカーではない、と筆者は思っていた。オタクを傲然と無視するからこそ、そこにシビれる! あこがれるゥ! だったのである。

 

カルティエ プリヴェ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

カルティエ「プリヴェ トーチュ モノプッシャークロノグラフ」
手巻き(Cal.1928 MC)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約44時間。Ptケース(縦43.7×横34.8mm、厚さ10.2mm)。日常生活防水。世界限定200本。897万6000円(税込み)。2024年10月発売予定。

 

カルティエ プリヴェ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

カルティエ「プリヴェ トーチュ モノプッシャークロノグラフ」
手巻き(Cal.1928 MC)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KYGケース(縦43.7×横34.8mm、厚さ10.2mm)。日常生活防水。世界限定200本。778万8000円(税込み)。2024年10月発売予定。

 

マニア狂喜の手巻きムーブメントCal.1928 MC

 CPCPのトーチュ ワンプッシュクロノグラフが押しも押されぬコレクターズアイテムとなった理由は、間違いなく搭載するムーブメントにあった。ムーブメントを設計したのは旧THA。ヴィアネイ・ハルターやフランソワ・ポール・ジュルヌなどが起こしたムーブメントメーカーだ。かつてそのジュルヌは、筆者にこう語った。「THAのワンプッシュクロノグラフを設計したのは私だよ。ナルダンやカルティエが使ったはずだ」。古典的な設計をとりつつも、ジュルヌはクラッチ機構にコンパクトなスイングピニオンを採用。ムーブメントのサイズを詰めることに成功した。後にこのムーブメントは、ジュルヌの起こしたムーブメントメーカーであるTIMに買われ、さらにシチズン傘下のラ・ジュー・ペレのものになった。2023年に、ラ・ジュー・ペレの兄弟会社であるアンジェラスが、旧THA設計のクロノグラフを採用できたはずだ。

 

カルティエ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

トーチュ「モノプッシャー クロノグラフ」が搭載するのは新規設計のCal.1928 MC。薄さもさることながら、シンメトリーなデザインにも注目だ。

 しかし、2024年のトーチュは、旧THAではない、全く新しい自社製ムーブメントを搭載していた。カルティエの関係者は、そもそもムーブメントを薄くするのが理由だったと語る。そして旧THAの傑作ムーブメントを使わなかったのは、「トーチュのケースに合わせたかったから」。香箱とテンプの位置をずらし、クロノグラフ機構を固めることで、確かに新しいクロノグラフムーブメントは明らかに薄い。またクロノグラフのレバー類も、現行のクロノグラフとは思えぬほど薄く抜かれた。もっとも、このムーブメントで見るべきは、結果としてもたらされたレイアウトだ。レバーや部品の配置は、驚くほどシンメトリーに配置されており、つまりカルティエは、ついに「マニアを狂喜させる、凝ったムーブメント」を完成させたわけだ。緩急針がトリオビス風な点だけは惜しいが、カルティエはやはり整備性を重視したのだろう。

 ちなみにカルティエは、このムーブメントの開発に当たって、外部の協力を得たらしい。名前はル・セルクル・ドルロジェ。各社の「鳴り物」や、近年はビバー銘の複雑時計、そしてルイ・ヴィトン「タンブール」の自動巻きムーブメントなどに携わってきたメーカーである。もっとも、ル・セルクル・ドルロジェがいかに優秀とは言え、ここまで審美的なムーブメントを作れるとは思えない。カルティエが相当口を突っ込んだんじゃないだろうか。

 個人的な推測はさておき、新しいトーチュは、前作同様、ムーブメントでも買いのモデルとなった。残念ながらプッシュボタンを押す機会には恵まれなかったが、細い規制バネなどを見るに、その感触は軽快であるに違いない。少なくとも、重くて剛直な感触を強調する今のクロノグラフとは全く別物、と言えるだろう。名前は失念したが、海外のジャーナリストが「これはカルティエのダトグラフ」と称したのも納得だ。

 

どこから見ても素敵な外装

 

カルティエ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

本作はどこから見ても素敵です。ケースと風防が見事に融合しているのは、外装も内製するカルティエならではだ。

 外装に関してはいうことがない。良質な自社製のケースは、ファーストモデルのサイズをほぼ忠実に再現するだけでなく、3気圧防水もある。また、文字盤上の黒いローマ数字も、あえてブラックのペイントではなく、ブラックのデカルクで再現するという凝りようだ。黒いローマ数字が、既存のモデルと違って見える、そしてクラシカルな印象を与える理由である。カルティエお得意の厚盛りインデックスなら、このモデルのかそけき印象はずいぶん損なわれたに違いない。

 

カルティエ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

見た目よし、中身良しのトーチュ「モノプッシャー クロノグラフ」。文字盤がクラシカルに見えるのは、文字盤をグレイン仕上げに改め、印字の厚みを抑えたためだ。

カルティエ トーチュ モノプッシャークロノグラフ

 

CPCPの流れを汲みつつも、トーチュのケースは別物になった。歪みを抑えたケースサイドに注目。

 

 

 

カルティエ スーパーコピー 代引き

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カルティエは独占的な無料サービスを提供するのを宣言してすべての莎の時計の主なになります

今年4月、カルティエは改善する全く新しいPasha de Cartierハンカチの莎の腕時計を通りを出します。近日、ブランドは独占的な無料サービスを提供するのを宣言してすべての莎の時計の主なになって、具体的な型番はやはり(それとも)年度を買うのにも関わらず、および主なからだを表して世界のどこにあります。

カルティエのこのふるまいは恐らく新型ために販売を促進して、無料サービスは2つの方面を含みます:修理・整備と個性化は注文して作らせます。カルティエスーパーコピー

主なを表して任意のPasha de Cartierハンカチの莎の腕時計を携帯することができて、カルティエの高級品店に向かって診断とメンテナンスを行って、そして標準的なメンテナンスを獲得した後に保証します。

同時に、カルティエはまた(まだ)Pasha de Cartierハンカチの莎の手首のために主なを説明して個性化の注文サービスを提供して、主なを表して自分で背あるいはチェーンを表していて冠の内側を表して名前の略語字母を彫り刻みを選ぶことができます。

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