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オメガ、第四世代「シーマスター プラネットオーシャン」20周年記念モデル実機レビュー

オメガの「シーマスター プラネットオーシャン」が20周年を迎えた今、我々はその第四世代となる7種の新作をいち早く手にした。これらの新作は、ブランドが培った深海用時計のDNAを色濃く受け継ぎつつ、従来モデルと比べてどこがどのように進化したのか。実機を通じて、その「深海猛獣」の真実に迫る。
デザイン:20世紀80-90年代へのオマージュ
7本の新作を実際に目の前にすると、サイズ感はスペック表の数字以上に存在感がある。第四世代では、ケースとベゼルの構造が全面的に最適化され、全体的にスリムでシャープな輪郭に生まれ変わった。
そのデザインソースは、1980~90年代のオメガのクラシックモデルにある。ケース側面のヘアライン仕上げと、ベゼルエッジの鏡面仕上げが対比的に施され、金属の質感が一段と引き立っている。
構造:ヘリウムバルブの消滅とチタニウムの採用
最も驚くべきは、従来モデルの特徴であったヘリウムエスケープバルブが姿を消した点だ。この「引き算」により、ケースサイドのラインがすっきりと開放的に。しかし、その分防水性能が落ちるわけではない。防水深さは依然として600メートルを確保している。
その裏には、初代モデルでは装飾に留まっていた内蔵リングが、機能部品として強化された構造的進化がある。また、ケースバックにはブルーサファイアクリスタルではなく、チタニウム材が採用された。これにより、実測厚さは13.79ミリメートルと、前世代より約2.3ミリメートルも薄くなった。ケースバック中央には海馬のエンブレムが彫られ、波型のエッジが手首の骨格にフィットし、ニットの袖口でも引っかかりにくい設計となっている。
ベゼル:極めて高い技術を要するオレンジセラミックス
ラインナップの中核をなすオレンジベゼルモデルは、そのセラミック成形技術の高さを示すものだ。白いセラミックのインデックスとオレンジのベースが、視覚的なコントラストを生み出している。
このオレンジ色のセラミックは焼成難度が極めて高く、オメガは長年の歳月をかけてこの高級感ある発色を実現した。暗所においても、このコントラストにより時間を正確に読み取ることが可能だ。
ダイヤルと針:進化した視認性
文字盤のディテールには、歴史への敬意が隠されている。非閉合のアラビア数字時刻表示は、2005年の初代デザインを復刻したものだが、フォントはより角ばり、力強いものに進化。ケースのラインと呼応する、現代的な表情となっている。
針は矢じり型で、Super-LumiNovaコーティングを施している。暗所ではアイスブルーに発光し、過酷な環境下でも高い視認性を提供する。
ブレスレット:新開発の「フラットリンク」
今回のアップデートにおける驚きは、新たに開発された「フラットリンク」ブレスレットにある。中央のリンクには鏡面仕上げ、両サイドにはヘアライン仕上げを施すことで、視覚的な重厚感を軽減している。
また、6段階に調整可能なシステムと、ダイビング用の延長機構を組み合わせることで、さまざまな手首の太さに快適にフィットするよう設計されている。
ムーブメント:8912 クォーツファイナートムボリ
搭載されるのは、「8912」キャリバー。これは、海洋宇宙Ultra Deepモデルにも採用された実績あるムーブメントだ。METAS(スイス連邦計量局)による至臻天文台認定を取得しており、15,000ガウスもの耐磁性能を誇る。60時間の動力 reservesは、日常のビジネスシーンを問題なくカバーする。
まとめ
20年の歳月、四度の進化。オメガの第四世代海洋宇宙は、真のクラシックとは歴史の単なる復刻ではなく、伝統の中での絶え間ない挑戦であることを証明している。この深海探求の精神を宿した時計を手首に巻けば、600メートルの防水性能というハードなスペックを感じるだけでなく、一つの時計メーカーが極限を追求する情熱を感じ取ることができるだろう。

2025年注目のクロノグラフ:「高機能」かつ「着けやすい」日常使いの一台

最近クロノグラフ(計時時計)を物色していると、次のようなジレンマに陥りませんか?
「機械式特有の力強さは欲しいけれど、厚すぎて重いのは困る」「スポーティな雰囲気は好きだが、純粋な工具時計のような野暮ったさは避けたい」。
2025年のトレンドは、まさにそんな「日常使いしやすいクロノグラフ」です。今回は、見た目も良くて着け心地も良い、そんな3つの注目モデルをご紹介します。
1. ロンジン・マスターズ エスクルス L3.721.4.53.6
型番: L3.721.4.53.6
サイズ: 39.5mm
厚さ: 13.4mm
ムーブメント: 手動巻き L792.4
ケース素材: ステンレススチール
防水: 100m
おすすめポイント:
この「エスクルス(先行者)」は、クロノグラフとしては扱いやすい39.5mmサイズと13.4mmの厚さが魅力です。黒い文字盤にアラビア数字という、飛行時計(フライトウォッチ)の血統を感じさせるデザインですが、ベゼルにセラミックを採用し裏蓋はスケルトン仕様。これにより、古くささを感じさせず、現代的なスポーティ・フォーマルの「快適ゾーン」に位置づけています。
文字盤はブラックのマット仕上げで「2眼式」のレイアウト。3時位置に30分計、9時位置にスモールセコンドを配置し、視認性は抜群です。
内部にはL792.4手動巻きムーブメントを搭載。シリコン製遊丝を採用しているため優れた耐磁性能を持ち、カラムホイールも装備しています。動力は68時間と長く、COSC(コンテス・ドフィシャル・デ・クロノメートル)の天文台認定も取得しています。さらに「計時機能」に加え「フライバック(飛返)機能」も備えているのが嬉しいポイントです。
どんなシーンでも使いやすく、かつ機械式ならではの儀式感を楽しめる、最も無難で確実な選択肢です。
2. チュードル・ブラックベイ M79360N-0024
型番: M79360N-0024
サイズ: 41mm
厚さ: 14.4mm
ムーブメント: 自動巻き MT5813
ケース素材: ステンレススチール
防水: 200m
おすすめポイント:
今年初頭に登場したこのモデルは、41mmのサイズ感と14.4mmの厚さ、そして200m防水性能を備え、まさに「何でもこなす」頼れる一台です。
文字盤の「フラミンゴブルー(火烈鳥ブルー)」は、近年流行の「ティファニーブルー」を彷彿とさせる鮮やかな色合い。クラシックな2眼式クロノグラフのレイアウトと相まって、非常に高いデザイン性を誇ります。ベゼルはチュードルお馴染みの黒色陽極酸化アルミのタキメーター付き。6時位置に日付表示を備え、実用性もバッチリです。
内部にはMT5813自動巻きムーブメントを搭載。シリコン遊丝、カラムホイール、垂直クラッチを備え、振動数は28,800振動/時。動力は70時間と余裕があり、COSC認定と200m防水性能を誇ります。
つまり、ムーブメントの細かい仕様を知らなくても、「これなら安心して日常使いできる」と思えるスペックです。計時機能と日付表示という実用性に加え、潜水表並みの頑丈さを持ち合わせた、まさに「オールマイティ」な一台。
3. タグ・ホイヤー F1 CBZ2081.FT8092
型番: CBZ2081.FT8092
サイズ: 44mm
厚さ: 14.3mm
ムーブメント: 自動巻き Calibre 16
ケース素材: チタン
防水: 200m
おすすめポイント:
先月発表されたこのF1シリーズは、44mmの大ぶりなケースですが、ケースにチタン、ベゼルにフォージドカーボン(鍛造炭素)を採用しているため、実際の着け心地は非常に軽快です。
文字盤はブラックのサンレイ仕上げ。3、6、9、12時位置に、それぞれ日付、12時間計、スモールセコンド、30分計を配置。特に12時間計のディスクには、セナの祖国・ブラジル国旗カラーの青・緑・黄が配色され、ベゼルやスモールセコンドには「S」の刻印が施されています。さらに目を引くイエローのラバーストラップと相あって、レーシングスピリットが爆発するデザインです。
内部にはCalibre 16自動巻きムーブメントを搭載。振動数28,800振動/時、動力は42時間です。裏蓋は密閉式で、ブラックDLCコーティングされたねじ込み式リューズにより、200m防水を実現しています。
総括:あなたに合うのはどれ?
「サイズ感が良く、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えて、かつフライバック機能が楽しめる時計が欲しい」
→ ロンジンが最適です。
「日常使いから旅行、さらには水遊びまで対応し、手間をかけずに長く付き合える万能時計が欲しい」
→ チュードルが最も頼りになります。
「素材が新しく、視覚的にもインパクトがあり、着けた瞬間にスポーツモードに切り替わるような時計が欲しい」
→ タグ・ホイヤー F1が、その欲求を即座に満たしてくれます。
クロノグラフの魅力は「計時できる」という機能だけではありません。その機械的な連動感、スポーツ精神、そして日常にちょっとした非日常の儀式感を与えてくれるところにあります。

ノルケイン「ワイルドワン」に2種の別注限定モデルが登場~

❶「Wild ONE Skeleton 39MM “THREEC “Limited Edition」~THREECの特別オーダーから生まれたオールブラックのコレクションアイテム

オールブラックの存在感
カラーリングはオールブラック、ダイヤルはスケルトン、サイズはブラックの中に軽快さをもたせる39MM。そんなシリーズ初のディテールをもつWild ONEを創ってほしいという、THREEC(スリーク)の提案に対して、NORQAIN(ノルケイン)は1年の期間をかけて完璧な仕上げを施しました。

【仕様】
Wild ONE Skeleton 39MM “THREEC “Limited Edition
税込価格:990,000円(税込)
限定:30本生産モデル
発売日:11月1日(土)

MOVEMENT:ノルケインキャリバーNB08S
・COSC認定クロノメーター
・26石
・ノルケインロゴが刻印されたローター
・41時間パワーリザーブ
・毎時28,800回振動(4Hz)
DIAL:ブラックのオープンダイアル/ブラックカラー
CASE:ブラックNORTEQ®
・ケースサイズ:径 39mm/厚 11.75mm
・ストラップ幅:20mm
・防水性: 200m
・ケースサイドにノルケインプレートを装着
・GLASS & CASE BACK:両面無反射コーティング済みサファイアクリスタルガラス
・サファイアクリスタルガラスケースバック
WARRANTY:国際保証2年(購入時に必要事項を記入することにより 1年)
[お問い合わせ・取扱い店舗]
◆スリーク新潟/ノルケイン正規販売店
 〒951-8063 新潟市中央区古町通6-959-2
 TEL 025-210-2511
 info@threec.jp 
◆スリークBP
 〒950-0909 新潟市中央区八千代2-1-2
 ビルボードプレイス2F
 TEL 025-249-0130
 bandai@threec.jp
◆スリーク富士見
 〒354-8560 埼玉県富士見市山室1-1313
 ららぽーと富士見 1F
 TEL 049-293-1874
 fujimi@threec.jp
◆スリークEXPOCITY
 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園 2-1
 ららぽーとEXPOCITY 2F
 TEL 06-6105-8001
 expocity@threec.jp

[THREEC]
THREECの母体である株式会社「CRUSH&COMPANY」は1984年9月設立。「CRUSH&COMPANY」という名前は、固定概念、既成概念を常に疑い、時代に合わない考えを自らで否定し、壊していくという姿勢を表し、その時代に合った会社を全員で築いていく情熱と意志が込められています。
2005年、新潟市中央区古町にセレクトショップTHREECをOPEN。旗艦店のTHREEC新潟をはじめ、ファッション業界で培った経験をもとに腕時計、ジュエリー、バッグを中心にしたショップを全国に展開しています。本格的な機械式時計専門店であると同時にファッション提案ができるショップとしては唯一無二の存在です。また「プロの販売員の集団」であることに誇りを持ち、スイス時計のブランドの魅力を発信し、お客様に常に寄り添い、喜びを最大化するために日々活動しています。

❷「インディペンデンス ワイルドワン」をベースとしたハラダ限定モデル

徳島県の正規販売店 株式会社ハラダは、スイスの腕時計ブランド「ノルケイン」究極のスポーツウォッチ「インディペンデンス ワイルドワン」をベースとしたハラダ限定モデルを発売します。本モデルは、日本最大級の激流がほとばしる渓谷、“小歩危(こぼけ)”の荒々しい自然からインスピレーションを得ており、その雄大な情景を腕時計全体で表現しています。2025年11月3日より、ハラダ本店にて30本限定で販売します。

独自素材“ノルテック”がイメージさせる、削られた岩肌の質感
ケース素材には、ノルケインが独自開発したカーボン複合素材「ノルテック」を採用。非常に軽量でありながら、大理石のような独特の模様を持つこの素材のマットな質感は、小歩危の削られた岩肌の荒々しさを彷彿とさせます。また、交換用に付属するターコイズとダークグレーカラーのラバーストラップを付け替えることで、アクティブなシーンではカジュアルに、日常ではシックに、多彩な表情をお楽しみいただけます。

【仕様】
Wild ONE ハラダ限定モデル
品番:N3000.21Q16.G01.R01
税込価格:968,000円
限定数量:30本
発売日:2025年11月3日

ムーブメント:ノルケインキャリバーNN20/1
・COSC認定クロノメーター
・振動数:毎時28,800回振動(4Hz)
・石数:27石
・パワーリザーブ:70時間
ケース:ノルテック(ケースサイドにノルケインプレートを装着)
・ケースサイズ:径 42mm
・ストラップ幅:22mm
・防水性:200m
・風防:両面無反射コーティング済みサファイアクリスタルガラス
・裏蓋:サファイアクリスタルガラスケースバック
ダイアル:ダークグレー
ストラップ:ダークグレーカラーのラバーストラップ
・交換用にターコイズカラーのストラップが付属
国際保証:4年(購入時に必要事項を記入することで1年延長) 

タグ・ホイヤーが精度、スピード、レガシーを体現する2つのスペシャルエディションを発表

タグ・ホイヤーは、今回もフォーミュラ1(Formula 1®) 史上屈指の伝説的なチャンピオンにオマージュを捧げ、アイルトン・セナの不朽の功績を称える2つの新作限定タイムピースを発表します。F1®サンパウロGP開催中に発表された「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ x セナ」は、タグ・ホイヤーとセナ・ブランドとの歴史的なコラボレーションに新たな章を加えるものです。

 


「THE SPIRIT OF CHAMPION」、アイルトン・セナを称えて――タグ・ホイヤーが贈る2つの特別なクロノグラフ
1994年に最初のセナ スペシャルエディションが誕生して以来、このパートナーシップは、鮮やかな印象を残すクォーツモデルから、壮観な「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン エクストリームスポーツ x セナ」まで、数々の大胆なクロノグラフを世に送り出してきました。それぞれの時計が、伝説のドライバーが持っていた「精神」のさまざまな側面を映し出しています。
今年、この伝統を受け継ぐ2つの新作によって、両者のコラボレーションは新たな高みへと到達します。ひとつはテクニカルでモダンかつ大胆、もうひとつはクラシックなパフォーマンスと卓越したスタイルに根ざしています。そして、この2本をつなぐのが、タグ・ホイヤーの新しいスローガンである「Designed to Win(勝利のために)」です。

ウォッチメイキングとモーターレーシングの歴史に燦然と輝くパートナーシップ
タグ・ホイヤーとアイルトン・セナとの関係は、1988年、彼がF1®で絶頂期を迎えていた時に始まりました。この年、セナは初めてF1®世界チャンピオンに輝き、モータースポーツ新時代の幕開けを告げたのです。タグ・ホイヤーにとって、アイルトン・セナとの歩みは単なるスポンサーシップ以上のものとなり、時計業界においても最も意義深いアンバサダー契約の始まりでもありました。

 

1993年、セナは、1994年シーズンのアンバサダーとして正式にタグ・ホイヤーの一員になり、自身の腕時計として「タグ・ホイヤーS/el(セル)」クロノグラフを選びました。その特徴的なS字型ブレスレットと、モーターレーシングとの強いつながりにより、このモデルはセナの名を永遠に連想させるものとなります。この協力関係は年を経るごとに発展し、セナの恐れを知らない精神と、卓越性を妥協なく追い求めていく姿を称えるものへと変容していきました。

しかしセナのレガシーは記録や勝利だけにと留まりません。このパートナーシップは、サーキットを超えて永続的な社会的影響を生み出す使命も担ってきました。スペシャルエディションのタイムピースを通じて、タグ・ホイヤーはセナの家族が設立したアイルトン・セナ・インスティテュートを支援し続けてきました。設立以来、この組織は教育の機会を提供し、ブラジル全土の子供たちや若者の人生を変える助けとなっています。

 

セナがこの世を去ってから30年以上が経った今も、その影響力はモータースポーツ、文化、ウォッチメイキングなど、さまざまな世界に響き渡っています。

「アイルトン・セナは、単に並外れたドライバーであっただけでなく、精度、パフォーマンス、情熱の象徴でもありました。この新しいコレクションは、大胆なデザインと機械式時計製造の熟練の技をもって、そういった彼の資質を見事に捉えています。セナの精神は今もなお私たちにインスピレーションを与え続けているのです。」
アントワーヌ・パン(タグ・ホイヤー CEO )


スピードとクラフツマンシップの大胆な表現
セナの恐れを知らない精神と、卓越性を追求する姿に導かれて誕生した「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ x セナ 44 mm」は、自動巻ムーブメントを搭載したダイナミックでハイエンドな仕様により、両者のパートナーシップをさらに深化させます。
デザインのインスピレーションは、セナのヘルメットとブラジル人としてのアイデンティティから得られました。サンレイ加工サテン仕上げのブラックダイヤルには、鮮やかなアクセントによって躍動感がもたらされ、6時位置にブラジル国旗の色を纏ったサブダイヤル、12時位置にイエローラッカー仕上げの針を備えたクロノグラフ30分計、9時位置にイエローの“S”ロゴをあしらったスモールセコンドが配置されています。
センター秒針にもイエローラッカー仕上げが施され、高精度な動きでパワフルにダイヤル上を進んでいきます。F1®マシンを彩るカラーリングの幾何学模様に着想を得た新しいインデックスと、スケルトン加工が施されたブラックラッカーの時分針が、視認性とスタイルを向上させています。

 

44 mmケースは、サーキットでのセナの大胆不敵な走りにオマージュを捧げ、ブラックDLCコーティングを施した軽量チタン製。フォージドカーボン製のベゼルには、12時位置にセナの代名詞でもあった“S”ロゴが刻印され、最先端素材とエンジニアリングの妙を際立たせています。その他のディテールとしては、イエローラッカー仕上げのリューズ、ケースとベゼルの間に配されたイエローリング、2時位置と4時位置の新形状のプッシュボタンが挙げられます。ケースバックには、ヘルメットの奥に見えるセナの鋭い眼差しのエングレービングが施され、その視線が世界を魅了したセナを切なく思い出させるものとなっています。

鮮やかなイエローのラバーストラップで仕上げられたこのモデルは、3本のストライプが入ったディープブルーのパッケージボックスに収められ、同梱されるトラベルポーチはアイコニックなセナのヘルメットのカラーで彩られています。


モータースポーツのヘリテージに宿るタイムレスなエレガンス
「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ x セナ 43 mm」は、堅牢なクォーツムーブメントを搭載し、セナが愛用したアイコニックなS/elブレスレットを再解釈しています。人間工学に基づいた快適性とスポーツエレガンスを兼ね備え、その流れるように連結したステンレススティール製のリンクが、セナのレース時代を特徴づけたスタイルを視覚的に想起させます。

 

43 mmのステンレススティール製ケースには、ブラジル国旗のイエローとグリーンをアクセントにしたブラックサンレイダイヤルを採用。3つのカウンターには、3時位置にホワイトアクセントのスモールセコンド、6時位置にレッドラッカー仕上げの針が付いた10時間積算計、9時位置にイエローラッカー仕上げの針が付いたクロノグラフ30分計を配しています。プリントされたアラビア数字のインデックス、ブラックゴールドコーティングを施したポリッシュ仕上げのスケルトン時分針、イエローの秒針が、ダイヤルのモダンでスポーティーな外観を完成させています。

 

アルミニウムインサートのブラックのタキメーターベゼルには“SENNA”の文字と12時位置にイエローの“S”ロゴが刻印されています。一方、DLCコーティングを施したリューズとプッシュボタン、エングレービング入りケースバックが耐久性とスタイルの両方を高め、セナのイラストで特別なエングレービングが施されたステンレススティール製ケースバックは、この時計の正統性をさらに際立たせています。

また、このモデルはダブルセーフティプッシュボタン付きフォールディングバックルのステンレススティール製ブレスレットと、イエローのクッション、イエローの“S”ロゴを初めとするアクセントが内側にあしらわれた、特徴的なブルーのボックスに収められています。セナの人生を輝かしく称えるとともに、クロノグラフ、日付、時・分・秒などの機能を備えた世界3,000本限定のタイムピースです。


新世代をインスパイアし続けるレガシー
タグ・ホイヤーとセナ・ブランドとのコラボレーションは、現在も最長のアンバサダー契約として続いています。今年のコラボレーションは、セナ・ブランドのCEOであり、アイルトンの姪でもあるビアンカ・セナが、それぞれのスペシャルエディションモデルのクリエイティブ・ディレクションに積極的に関与し、あらゆるディテールにセナの価値観と精神が反映されることを確実なものとしたことで、両者の関係における重要なマイルストーンを記すものとなりました。

この発表は、タグ・ホイヤーの今年からの「Designed to Win(勝利のために)」キャンペーンとも連動しています。アイルトン・セナが、1990年の有名なインタビューで語った「I'm not designed to come second or third, I'm designed to win(私は2位や3位になるために生まれたのではない。勝つために生まれたのだ。)」にインスパイアされたこのキャンペーンは、プレッシャーがかかる中でも揺るがない高精度、困難にぶつかってもしなやかに立ち直る回復力、不屈の精神という、タグ・ホイヤーのDNAを明確に規定するものとなっています。

 

「今年、タグ・ホイヤーとのコラボレーションを、『Designed to Win(勝利のために)』キャンペーンを通じて継続することは、特に意義深いものだと感じています。アイルトンは決意と、常に自身の限界を押し広げながら生き抜きました。その価値観は今もなお、私たちがすることすべてにおいて最善を尽くすよう私たちを導き、インスピレーションを与え続けています。今回のタイムピースは、彼の勝利だけでなく、集中力、卓越性、不屈の精神、情熱をもって人生に向き合った彼の生き方を称えるものです。」 ビアンカ・セナ(セナ・ブランド CEO)

 

タグ・ホイヤーとセナ・ブランドは共に、革新的な時計製造とF1®チャンピオンが示した恐れを知らない精神を融合させ、アイルトン・セナの類まれなレガシーを称え続けています。新作「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 x セナ」は、セナがかつてそうであったように、サーキットの内外で卓越性、勇気、情熱を受け継ぎ、愛好家や次世代にインスピレーションを与えるトリビュートウォッチです。

 

【仕様】
<タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ x セナ 44 mm>
品番:CBZ2081.FT8092
税込予価: 852,500円
2025年11月発売予定

ケース:ブラックDLCコーティング、サンドブラスト仕上げを施したグレード2チタン製ケース
・ベゼルの下にイエローのジョイント
・ケース径 44 mm
・200m防水
・フォージドカーボン製固定式タキメーターベゼル
・SENNAのマーキング
・反射防止加工を施したフラットサファイヤクリスタル
・3時位置:サンドブラスト仕上げとブラックDLCコーティングを施したグレード2チタン製ねじ込み式リューズ
・サンドブラスト仕上げとブラックDLCコーティングを施したグレード2チタン製の特徴的な形状のプッシュボタン
・ブラックDLCコーティングを施したグレード2チタン製ねじ込み式ケースバック
・ヘルメットをかぶったセナの顔をエングレービングした特別なケースバック
ムーブメント:キャリバー16(自動巻)
・機能:時、分、秒、クロノグラフ
文字盤:サンレイ加工を施したブラックダイヤル
・ダイヤル周囲にブラックのトラック
・ブラックのフランジ、60秒/分スケール付
3つのカウンター:
・12時位置:ブラックオパーリンのクロノグラフ30分計、イエローラッカー仕上げの針、イエローとホワイトのインデックス
・6時位置:ブルー、グリーン、イエローのラッカー仕上げを施したクロノグラフ12時間計、ブラックラッカー仕上げの針、イエローとホワイトのインデックス
・9時位置:ブラックオパーリンの秒表示、ブラックラッカー仕上げの針、イエローのSENNAロゴ
・昼はホワイト、夜はグリーンに発光するスーパールミノバ®を塗布し、ロジウムコーティングを施したインデックス
・昼はホワイト、夜はグリーンに発光するスーパールミノバ®を塗布し、ブラックラッカー仕上げを施した時分針
・イエローラッカー仕上げのセンター針
・ホワイトのTAG HEUERプリントロゴ
・3時位置:日付表示
・ホワイトのTAG HEUERプリントロゴ
・ホワイトで“FORMULA 1” と “AUTOMATIC” をプリント
ストラップ:イエローラバーストラップ
・ブラックDLCコーティングを施したステンレススティール製ピンバックル
・TAG Heuerの刻印

Hモーザー「ストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライト」~

H.モーザーより、地球と宇宙の出会いから生まれた奇跡のタイムピースの登場です。「ストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライト」は、単なる時計を超えています。腕もとに宿るのは、本物の隕石のかけら。それはまるで、空を駆ける月が、その輝きのままにとらえられたかのよう。

腕もとに宿るのは、本物の隕石のかけら。それはまるで、空を駆ける月が、その輝きのままにとらえられたかのよう。無限の宇宙から飛来したタイムピースは、天空と私たちを結びつける、まさに神秘的な架け橋。これは、宇宙から来た本物の隕石を使い、H.モーザーの技術と感性によって、詩のように美しくロマンあふれる時計に昇華させた、ブランド時計コピー Nランク特別なモデルです。

ギベオン隕石は、ナミビアの地にたどり着くまで、何百万年もの時を宇宙で旅してきました。今、その稀有な隕石の素材は、精密にカット、そして理想的な形状へと加工されダイアルへと姿を変えました。 

特別な処理を施し、「ヴィドマンシュテッテン構造」という美しい幾何学模様が浮かび上がらせます。これは鉄とニッケルが織りなす幾何学模様で、自然界だけが生み出せる奇跡であり、人工的に再現することは決してできません。

この結晶が織り成すデザインは宇宙からの真のメッセージであり、一つひとつのダイアルに唯一無二の表情を与えます。ダイアル職人は、まずゴールドの色調で彩り、H.モーザーを象徴するフュメの仕上げを施し、独特な深みと豊かな光の表情を作っています。

H. モーザーは過去に、手巻きムーブメントのパーペチュアル ムーンフェイズを発表していますが、今回のストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライトでは、このコンプリケーションを初めて自動巻きムーブメントを採用することで、新たな一歩を踏み出しました。極めて高い精度とシンプルな操作性で、この機構がもつ本来の魅力を一切損なうことなく、その完成度をさらに高めました。

パーペチュアル・ムーンフェイズの精度は驚異的で、1027 年間で、わずか 1 日のずれしか生じません。自社製自動巻きキャリバー HMC 270 のパワーリザーブは 3 日間です。ケース側面の控えめなプッシュボタンにより、ムーンフェイズを優雅かつ詩的な動作で微調整することができます。

40 mm 径のステンレススチール製クッション型ケースと一体型ブレスレットを備えたストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライトは、H.モーザーのDNAを忠実に受け継いでいます。生命感あふれる曲線美、ポリッシュとサテン仕上げが描き出す光の陰影、そしてすべてが滑らかに繋がる流麗なフォルム。ゴールデン メテオライト ダイアルは、5N レッドゴールド製の針や月と美しく調和し、ステンレススチール ケースの凛としたトーンに映える温かみのある色彩を生み出しています。さらに、グロボライト® のインサートが繊細な輝きでこの時計を穏やかに照らし出します。

H. モーザーにおいて、ミニマリズムとは「何もないこと」ではなく、「研ぎ澄まされた力強さ」と捉えています。ストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライトは、月へと捧げる、極めて奥ゆかしい賛歌なのです。ロゴもインデックスも持たない、何も描かれていないダイアルにこそ、最も大切なものが表現されています。時計職人たちが紡ぐ詩の、最も美しい一節をかたちにしたモデルです。

ストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライトは、H.モーザーの伝統に忠実に、時計愛好家のためにデザインされた、高級時計に対する独自の解釈となっています。

H. モーザー:まさに、疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。

【技術仕様】
ストリームライナー・パーペチュアルムーン コンセプト メテオライト
リファレンス:6270-1200
予定価格:7,128,000円(税込)
発売:2026年2月頃 入荷予定
[特長]ステンレススチール モデル、ゴールデン メテオライト ダイアル、 一体型ステンレススチール製ブレスレット

ケース:ステンレススチール製、緩やかなドーム型のサファイアガラス
・ケース径:40.0 mm/
・ケース厚:サファイアガラスを除いた厚さ 11.4 mm/サファイアガラスを含む厚さ 13.2 mm
・シースルー ケースバック
・「M」の刻印で装飾されたねじ込み式リュウズ
・12 気圧防水
ダイアル:ゴールデン メテオライト、フュメ仕上げ
・グロボライト® インサート付きのレッドゴールド製時針および分針
・スーパールミノヴァ® を塗布したレッドゴールド製センターセコンド
・ムーンフェイズ表示、レッドゴールド製のムーンフェイズ
ムーブメント:キャリバー HMC 270(自動巻き)
・ムーブメントサイズ:径 32.0 mm(14 1/4 リーニュ)/厚 6.3 mm
・振動数: 21,600 振動/時
・27 石
・ラチェット式両方向自動巻きシステム
・18K レッドゴールド製スケルトン ローター、H.Moser & Cie. ロゴの刻印
・パワーリザーブ:72 時間
・シュトラウマン® ヘアスプリング
・モーザー ダブルストライプで装飾されたアンスラサイト仕上げ
・部分的にスケルトン化されたブリッジ
機能:時針および分針
・超大型ムーンフェイズ表示
・ケース側面のムーンフェイズ調整プッシュボタン
ブレスレット:一体型ステンレススチール製ブレスレット
・モーザーのロゴが刻印された 3 枚のステンレススチール製ブレード付きフォールディング・クラスプ

【お問い合わせ】
株式会社エグゼス
〒100-0013
東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館32階
TEL.03-6274-6120
FAX.03-6274-6121

[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在約 120 名の従業員を擁し、20 個の自社製キャリバーを開発、年間に 4,000 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーは、Heinrich and Henri Moser 基金の支援を受け、創業一族の歴史を継承し、その記憶を守り続ける活動に積極的に取り組んでいます。Heinrich Moser の子孫によって設立され、現在もなお一族によって運営されている本基金は、家族の歴史を後世に伝えるとともに、歴史的遺産を収集・展示しています。これらは、かつて Heinrich Moser 一族の邸宅であったシャルロッテンフェルス城に設けられた Moser 博物館に収蔵されています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding は H. モーザー、Hautlence、アジェノー社という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。

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