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2019年02月27日の記事は以下のとおりです。

チャペックスーパーコピー ジュネーブブティックオープニングイベント

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先ずはブティックの様子を、カメラを飛行機内に忘れて狼狽していたとはいえ、到着した日曜日に訪れることができました。

 

時計ブランドブティックが密集した地帯からは少し離れた場所に作られたブティック。
今までもジュネーブには本社という形でオフィスがありましたが、今回より広くブランドをアピールし、時計作りへの情熱を共有する場としてブティックという形に移転しました。

 

GPHGのトロフィーや貴重なヒストリックピースも展示されています。

 

落ち着いた内装、手前はおなじみCEOのザビエル(Xavier de Roquemaurel)。
ざっくばらんに近況を報告しあいます。

 

ジュネーブ本社機能もこちらに移転したようです。

 

バリエーションが豊富なケ・デ・ベルク、今回のブティックオープンを記念して作られたミッドナイト・イン・ジュネーブは向かって右。

 

同じデザインでも素材、仕上げによってずいぶん印象が変わります。

 

アベンチュリン文字盤でジュネーブの夜空を表現したミッドナイト・イン・ジュネーブ、アベンチュリンは光の当たり方によって様々な表情を見せます。
ケースはXOスティールのRevolutionケース、強固なケースで芸術的な中身を守るという組み合わせです。

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とても美しさは写し込めません。

 

信頼と実績のSXH1ムーブメント。
私も自分で使っていてノントラブル、今までの出荷でもほとんど問題は発生していなとのこと。
7日巻き、精度も充分と本当に"手のかからない"時計です。

日を改めて、SIHH期間中にシェアホルダー(株主)や関係者を招いたブティックのオープニングレセプションが行われました。

 

10月の取材紀行でお会いしたエングレイバーのミシェル氏も登場し、エングレーブのデモンストレーションを行っていました。

 

 

エングレーブのスケッチ。

 

とめどなく訪れる、人・人・人…。
現在シェアホルダーは100人以上、株価は非公開ですが上がっているとのこと。
私も株買っておけばよかったかな…と思いました。
まあ、ユニークピースっぽいのが作れただけで良しとしましょう…

 

 

熱気にあてられ、バックヤードに避難。
ブティックは決して広いとは言えませんが、これだけのシェアホルダーと情熱を共有しながら時計作りを行っているのであれば未来は明るい…と感じました。

高振動天文台クロノメーター

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新作展示会に行ってアンティーク"を"買ってくる(2年連続)という展開で手に入れた二つの天文台クロノメーター、今回加わった高振動クロノメーターと呼んでいる個体は制作後60年経過しているとは思えない精度を誇っていました。
先輩のデテントも100年が経過してるとは思えない精度ですが…

 

デテントと違い、スイスレバーなので一般的な音響(チクタク音)で測定するwitschi社の測定器が使え、ノーメンテ状態でもすでにその片鱗を見せていました。

 

36,000振動/時で 3秒/日、ビートエラー0、振り角264度(拘束角は実測値で50度)というぶっ飛んだ性能。

メンテ後にお願いし、全巻き/24時間後/36時間後/48時間後の値も取っていただきました。
感熱紙なのでバックアップも含めて写真に収めたのがこちら。

 

思わず、マジかよ…(素)と言ってしまった性能を叩き出しています。
一応見方を説明すると、上側の6行はそれぞれの姿勢(文字盤上と下、リュウズ下左上右の4つ)、罫線の下のDは最大値と最小値の差、xは平均値で、列は左から日差、振り角、ビートエラーです。
0H、24H、36H、48Hというのはフルに巻いてから何時間経過した後に測定したかという事を示しています。
パワーリザーブは実測で約53時間という事で48Hは止まる直前になります。

日差で言えば、平均日差は48Hまで 2秒/日で、48HでDは大きくなっているものの、ユースケース的に一番使われるであろうリュウズ上(懐中時計の標準的な姿勢)では 0秒/日をキープしています。
48Hでリュウズ左で遅れが出ますが、それ以外は進みになっているのも優秀です。

振り角は全巻きの時に水平で約290度、垂直で約270度で20度しか違いません。
また垂直4姿勢で値が安定しているのもきっちりと仕上げられている証拠でしょう。
時間経過とともにトルクが減少する為か振り角の絶対値は落ちますが、姿勢差のパターンはほとんど変わらず、安定しています。

ビートエラーもほぼなく、充分な性能でしょう。

60年前のものという事を加味しなくても、第一線の性能を持っていることがわかります。

持ち帰ってきてから、本業のデスククロックとして使うために月曜日に"出社"し、そのまま本業のオフィスに置きっぱなし、金曜日に"帰宅"するというサイクルでしばらく使っていましたが、測定結果の通りほとんどズレません。
デテントは遅れ傾向に落ち着いて、2週間に1回ぐらい進めなきゃという感じでしたが、高振動は1ヵ月でも合わせなくてもいいかもしれません。

 

初めて見たときは穴だらけで微妙と思ったプレートですが、経緯を知るとスポーツカーベースのレーシングカーの武骨な仕様にも見えてきます。

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休日・週末はこんな感じで2台が並んでいます。
小柄な兄と大柄な弟といった感じで気に入っています。
デテントの方は巻き芯がむき出しになっている構造ですが、高振動の方は通常の懐中時計のようにチューブで保護されているので安心です。
水の侵入は防げないでしょうが、ある程度の埃はシャットアウトできそうです。

 

裏面もグラスバックになっているので通常の懐中よりも見やすいというメリットが。

高振動はもともとスプリットセコンドクロノグラフのエボーシュ(ロンジンCal.260)をクロノメーター用に改造した3針エボーシュ(ロンジンCal.261)をニヴァロックスが改造した機種と思われますが、興味深いのはクロノグラフ用の中空の2番車軸ではなく、専用に作られた中身が詰まった2番車軸を使っていることです。
Cal.260には5振動/秒機と10振動/秒機があったようですが、これはさらにスペシャルな改造を施したものではないか…というのがいろいろな識者に伺った結論です。

もう一つ、Cal.260のオリジナルはスワンネック緩急針なのですが、この個体は飾りっ気のない普通の緩急針で、識者曰く"余計なもの"は省いたのではないか…と。

また、地味に"いい仕事"をしたのがクロノメーターコンクール用の姿勢差測定用ケース、これがあることで安定した姿勢で置くことができるため、"置き場所が定まらない懐中時計"から、"どこにでも置ける卓上時計"になり、生活の中で定位置を獲得した感があります。

アンティークの世界は全く無知でしたが、非常に良いものに巡り合えたと思っています。
これからも付き合っていきたいと思います。

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